roon coreをASUS PN50で作った件 #2

前回は機器選定、購入までだった。

#2はroon coreを立てるとこまでやる。

 

 

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PN50はかなり小さい。

手のひらサイズっていうと大袈裟だけど大柄な人だったらホントそうかもw

 

ひとまずそのままキーボード、マウス、モニターないのでテレビにHDMIで繋いで電源入れてみたけど何も映らない。

BIOSくらい出るかな〜と思ってたけどメモリとm2.ssd刺して電源入れたらBIOSが出た。

ASUSのサイト見たらBIOSはひとつ古いVerだったのでUSBメモリにコピーしてEZ Flashでアプデ。

 

次にubuntu20.04ltsをインストール。

ununtuのサイトからisoイメージをダウンロードしてmacだとEtherでUSBメモリインストーラーを書込み。

後はUSBメモリ挿してPN50電源入れるとインストーラーが起動してGUIでインストールできる。

 

ubuntuはm2.ssdに入れてデータはSATA側に。

SATA側はインストールの仕方が悪かったのか自動でマウントされなかったのでfstabに設定を入れておく。

 

roonを入れる前に音楽データをNASからコピー。

これはubuntu(厳密にいうとGNOMEかな?)のファイルってアプリでwindowsエクスプローラーとかmacのfinderみたいな感じで普通にできる。

delaの時はデータ転送が遅くてまる1日かかってたけど25,000弱を5時間でコピーできた。

この辺は普通にPCなので速くてよかった〜

 

途中NASのフォルダ名に/(スラッシュ)が含まれてるとコピーが止まってしまうことがあって調べてみたらubuntuで使ってるファイルシステム(ext4)では使えないのでNAS側でリネームした。

 

macとsynology間では大丈夫なんだけどちょっと注意。

 

ファイルのコピーしながらroonを、と言いたいところだけどテレビをモニターにしてキーボード、マウスで操作するのはめんどいのでmbpから操作できるようにリモートデスクトップを導入する。

一応デフォルトでVNCって古のリモートデスクトップが使えるみたいだけど最近流行り?のxrdpを入れる。

 

macからxrdpでリモートデスクトップするにはAppStoreからMicrosoft Desktop RemoteをインストールすればOK。

 

ただこのままだとIPアドレスが固定されてないのでPN50のIPアドレスが変わった場合めんどいのでIPアドレスを固定にする。

GUIから設定、ネットワークのIP v4で固定にして一度ネットワークをオフにして再度オンにすると反映される。

IP固定したらsshのサーバー、xrdpをインストール。

sshサーバーがインストールされているかは端末アプリを起動して↓で確認

$ dpkg -l |grep openssh-server

インストールされている場合はこんな感じのが出る

ii  openssh-server                             1:8.2p1-4ubuntu0.3                    amd64        secure shell (SSH) server, for secure access from remote machines

 

何も出ない時はインストールされてないので↓でインストール

$ sudo apt install openssh-server

動作してるかどうかは↓で確認

$ sudo systemctl status ssh

 

xrdpのインストールも端末アプリから

$ sudo apt install xrdp

 

これでPN50をテレビから外しても大丈夫w

キーボード、マウスも外す。

microsoft desktop remoteからの接続は固定したIPアドレスubuntuでログインしてたユーザー、パスワードで設定できる。

そのままだとカラープロファイルがどうこうって認証が何度も出てきてウザいので端末アプリから

$ sudo vi /etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/45-allow-colord.pkla

ファイルの内容はこんな感じで

[Allow Colord all Users]
Identity=unix-user:*
Action=org.freedesktop.color-manager.create-device;org.freedesktop.color-manager.create-profile;org.freedesktop.color-manager.delete-device;org.freedesktop.color-manager.delete-profile;org.freedesktop.color-manager.modify-device;org.freedesktop.color-manager.modify-profile
ResultAny=no
ResultInactive=no
ResultActive=yes

 

xrdpを再起動すると認証がなくなる。

$ sudo service xrdp restart

これはリモートデスクトップ上でやるとセッションが残ったままになってしまい次接続すると画面が真っ黒になってしまうのでsshで接続してやるか、面倒ならいっそ再起動てもいいかも。

 

お待ちかねのroonインストールだけど、時に難しいことはない。

公式にある通り事前に↓を実行

$ sudo apt-get install ffmpeg
$ sudo apt-get install libav-tools
$ sudo apt install cifs-utils

$ sudo apt install curl

2021/11/14時点だとroon1.8の為に↓もやっておく

$ apt-get update && sudo apt-get install libicu66

roonのインストール

$ curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonserver-installer-linuxx64.sh

$ chmod +x roonserver-installer-linuxx64.sh

$ sudo ./roonserver-installer-linuxx64.sh

 

roonが自動起動になってるかどうかは↓でroonを探してみる

$ systemctl list-unit-files -t service

enabledになっていればOK

roonserver.service                         enabled         enabled

 

Linux版のRoonServerにはRemoteの機能がないのでubuntu上でroonをいじることができない。

スマホタブレットmac/winで触ることになる。

自分の場合はcoreをmbpに入れていたのでmbpを無効にしてPN50を有効に。

ローカルの音楽フォルダを指定して解析開始。

 

25,000弱あったけど6コア中5コア当てて3時間で解析終わった。

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やはりPower is Powerなのかw

 

あとは普通に使える。

zen streamをoutputにして出てきた音はmbpをcoreにしてた時よりずっと良くて音が軽いとかどうも低音が物足りないってこともなく。

今までずっとdelaを超えられなかったけどやっと超えられた。

ASUS PN50は付属ACアダプターだし普通に有線LANで接続してるだけでこの音が出てくるのは驚異だなぁ。。

一応mbpの時ストレージをdelaにした方が音が良かったのは確認したけどdelaをストレージとして使うと速度が遅いので解析がめっちゃ遅い。

delaをストレージにした時と遜色ない音が出てきちゃってるのでもうPN50をroon coreとsambaでファイル共有にすることにした。

sambaでファイル共有する手順は少し面倒なので気が向いたらw

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ひとまず4日ほど連続稼働してる。

IPv6は使わないと思って手動にしたら内部的には使ってるらしくroonのライセンス認証が通らなくて落ちたのでIPv4は固定、v6は自動に戻した。

mp3も古いのとかもらってきたやつで壊れたりしてるとdotnetContent(これもroon絡み)が落ちることがあるらしいので一旦削除。

 

IPアドレスとmp3削除後は突然きれたりすることもなく稼働中。